涙とコンタクトレンズの深~い関係
2004年12月号
角膜(くろめ)は、レンズとの間にある涙からも酸素を取り入れています。
コンタクトレンズがまばたきのたびに角膜の上を動くとき、レンズの下の涙は入れ替わっています。それと一緒に涙の中に溶け込んだ空気中の酸素がレンズの下に入り込んで酸素が供給されています。
また涙には、眼の乾燥を防いだり、眼に入ったゴミを洗い流したり、雑菌を消毒する作用もあります。
さらに角膜表面の細かい凹凸を整え、滑らかな面を作り、ものがハッキリ見えるようにする機能もあります。
装用中レンズの表面が乾燥すると涙をはじいてしまい、装用感が悪くなったり、ものがかすんで見えることがありますので、レンズ自体も涙で潤っていることが必要です。
装用感が悪くなったり、ものがかすんでみる時などは、まずまばたきの回数を増やし、レンズ下の涙を入れ替え、レンズと角膜の表面をぬれた状態で保つようにしてください。